マメゾンの歴史
「私の家 MA MAISON」~主(あるじ)が出会った「私の家」
 当家の主は、5人兄弟の末っ子、アットホームな大家族で育ちました。その環境こそ今の『私の家 MA MAISON』の根源です。 青年時代を東京で暮らした主は、マ・メゾンのルーツとなった店に出会いました。当時のことを主はこう語っています。「大家族で育ったこともあるけど、僕は、皆でわいわいおしゃべりしながら楽しむことが大好きでね。そのお店には、ただ料理が出る、食べる、会計じゃない、暖かさがあるんだよ。」
 ある日のこと、青年だった主はお客様に呼ばれ、突然お礼を言われます。 「自分の作った料理を『美味しい』、『楽しい時間を過ごすことができました。』なんて言ってもらえちゃうと、お客様の語らいに少しでも役に立てた!って。俺、嬉しくってさ!」
 お客様の『美味しいと喜んだ顔』『帰り際の”ありがとう”という言葉』。そしてお客様への『またいらしてくださいね。お気をつけて。おやすみなさい』と言葉を返す喜び。そういったおもてなしをする事の楽しさを知り、この暖かい空間を自分のお店として作りたくなった。 主の心の中では、すでに『MA MAISON』が歩き始めていたのです。
「主の思いがこもったお店」
 主は、どんなお店にしようか考えました。その向こう側に、 喜んだお客様の顔を思い浮かべながら・・。
場所は、自分の家を少し改築して作ろう。と決めていました。料理は洋食。デミグラスソースを 使ったハンバーグやタンシチュー、ハヤシライス、とにかく手間をかけて胃袋がびっくりするよ うな美味しいメニューにしよう。内装は、断然アットホームな雰囲気がいい!!だから木をふんだんに使おう!木が出す暖かみを大事にしたい主は、装飾品にもこだわろうと考えました。
「イギリスが好きになった主」
 装飾品は、アンティークがいいと思いついた主は、まず家具から探しました。
その家具にあう雑貨類も欲しい。当時日本では、アンティーク品は数も少なくとても高級な物。とても手がでない・・。
 悩み考えた主は、ある日、意を決してイギリスに旅立ちます。ほとんど話せない英語力でしたが、熱意は誰にも負けません。大きな体でさらに大きく見えるボディランゲージでたくさんの アンティークを買い付けることができました。
「at home=county=antique=Britain」
 たったこれだけの単純な見解しか持っていなかったけど、それは間違いではなかったと主は言っています。
 英語なんて何も話せない僕を助けてくれたのは人(ひと)。初めての渡英で泊まった宿のmama ルーシーは、一人旅の僕を優しい笑顔と暖かい料理で家族のように迎えてくれた。あの喜びは忘れられない。その宿は、イギリスに行くと必ず"帰る"主の場所"となりました。その国で、アンティークを買い付けただけでなく『私の家』を見つけ帰国したのでした。
 イギリスでの暖かい思い出、あの雰囲気を自分の店に生かそうと、そん な思いを込めて完成したお店、それが現在の星ヶ丘店になります。
「鍵の秘密」
 当家の会計がなぜ鍵で行われているのか疑問に思われた方いませんか?
アットホームな雰囲気を大事にしているのに普通にレシートが置かれては、気分も覚めてしまいます。
そこで当主は考えました。食事だけでなく、本当にリラックスしにきたんだと実感ができるような小物がないだろうか?と。
 鍵に込められたある話をしましょう。60年代のクロード・ルルーシュ監督の『男と女』はご存じでしょうか?男が女と入ったレストランでオーダーの最後に言います。「そしてルームキーを一つ」・・・。
小粋な感じの愛の告白シーンです。ドラマティックが好きな女とロマンティックが好きな男には胸を打たれる恋愛映画です。
 当主は、鍵一つだけでもエピソードをお客様にプレゼントしているのです。話題のきっかけとでも言いましょうか。実際に来店されたカップルが最後に鍵が置かれるのを見て、女性が顔を赤らめ『そんなつもりはありません』と言葉を交すシーンもありました。ですが、その鍵が会計の代わりだと知り勘違いにまた恥じらい、仲むつまじくお食事を楽しんでいかれた出来事もありました。本当の所、なぜ鍵なのかは当主は明かしてはくれません。
それは、お客様それぞれの鍵に対するエピソードがあるからだと言っています。
 受けとめ方は十人十色。あなたは、どんな想いを鍵に抱きますか?